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■家の温もり支える確かな目
まだ初々しさの残る若手営業マンが、たくさんの木材サンプルを手にアドバイスを求めてくる。「(年輪が平行ではない)板目の木材なので、床暖房用のフローリング材には向かないね」。あっという間に的確な判断を下していく。 木材には、表面に現れる年輪が平行の柾(まさ)目と、板目の2種類がある。柾目 FF11 RMT の木材は1本の木から多くは取れないが、反りや収縮などが少ないという利点がある。 床暖房システムを設置する場合、フローリング材に、温水を流すチューブを通したパネルを張り合わせるため、温度などの変化に強く、ひび割れしにくい木材が適しているという。 昔は、板と板を張り合わせた合板が主流だったが、接着剤や塗料溶剤によって 頭痛やめまいなどの「シックハウス症候群」の危険性が指摘されたため、現在は高級感も兼ね備えた一枚板の無垢(むく)材が多くなってきた。しかし、無垢材は合板に比べて温度や湿度など環境の変化を受けやすい。 とくに、中国など海外から輸入される無垢材は格安だが、日本の基準を満たしていないことも。日本の気候になじませるため、1年ほど天 然乾燥させる必要もあり、床暖房用のフローリング材としては確かな“目利き”が求められるという。 「今は、その木材をチラッと見るだけで、床暖房に使えそうか見極められます」 控えめな語り口ながらも、経験に裏打ちされた開発者としての自信がのぞく。社内外で「温水床暖房の第一人者」「困ったときの田口さん」と評されるゆえんだ。 入社以来、家庭用ガス機器の開発に携わり、昭和60年代からは一貫して床暖房と向き合ってきた。当時、1台100万円もする高額商品だったが、徹底したコスト削減の結果、現在は50万円を割る水準となり、大阪ガス供給エリアの新築分譲マンションの8割強で床暖房が導入されるなど普及に弾みがついてきた。 「まだまだ過渡期。お客さ まのニーズをもっと取り入れたい」と意気込む。(藤原章裕) ◇ 【プロフィル】田口一人 たぐち?かずひと 大阪府立茨木工業高校(現茨木工科高校)卒。昭和49年、大阪ガス。一貫して家庭用ガス機器の開発に携わる。平成14年7月からリビング事業部商品開発チーム係長。大阪府出身。 【関連記事】 ? 試作に命をかけるものづくりの匠たち 認知度アップに試行錯誤 ? 複合コピー機+空気清浄機の相乗効果 女性技術者がアイデアから開発まで ? ETC新型バー開発 ドライバー守る高速道路の“門番” ? 野菜大好き!「植物工場」にハマッた美人研究者 ? 「ママをもっと元気に」“百貨店の革命児”が仕掛け ? 「高額療 養費制度」は、もっと使いやすくなる? 引用元:精霊物語グランドファンタジア(Grand Fantasia) 専門サイト PR |
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